使命感とは「この世の中に生まれてきた理由」私が大好きな言葉で、大事にしている言葉です。

カミチク誕生秘話

親父とお袋が畜産農家で、そこに悪ガキ3人組がいました。私がその中の次男坊。
うちの親父はすごく前向きな人間で、農業に誇りを持っていました。
幼い頃から「農業は人の命の源をつくるすごい仕事だ」と教育されたものです。しかし、儲からない。
「今は儲からなくても、親父の代で叶えられないことを兄弟3人で力を合わせて叶えて欲しい。長男坊はたくさんの牛を飼え。次男坊は兄貴がつくった牛をしっかり売れ。三男坊はそのお肉に付加価値を付けるために外食産業をやれ。」
今で言う6次化事業体の話を55年前からしていました。しかも具体的に、前向きに明るく元気に。
これがそのまま形になったのがカミチクであり、我々のルーツが畜産農家である所以です。

カミチク誕生秘話

上段左から次男(上村代表)、三男、長男、下段右が父


カミチクの未来

我々がつくり上げてきた6次化事業体を深堀りしないといけません。
エサをつくるところ、牛をつくるところ、お肉を処理するところ、直販部門のスーパーマーケットの質を上げ、外食店舗を増やしながらお客様が喜んでたくさん来ていただける仕組みひとつひとつを深めます。
まずは日本の国内でそれをやります。そして、将来的にこのビジネスモデルを世界に持ち出します。
小さな小さな畜産農家の悪ガキだった次男坊がつくった会社がここまで大きくなってきました。
最初は鹿児島、今では少しばかり日本の中では食肉業界・畜産業界に名が知れてきました。
我々は世界のカミチクになります!


理想のリーダー像

私は、しっかりとした体制・仕組みをつくり上げ、そして存在を忘れられるような人間になりたいと思っています。
私がいなくても、みんなが自発的にいろんなことをできる仕組みをつくっていきます。


ヤル気スイッチを入れる

うちの社員たちは明るくて前向きな子が増えています。私はいなくてもいいかなと思うくらい、みんなヤル気があります。
私は、『ヤル気スイッチが入る』という言葉が好きで、ヤル気スイッチが入るための球をたくさん投げることが私の仕事だと思っています。
社員たちは自己成長します。決して私が成長させるものではありません。
球をたくさん投げることで、社員たちがそれをしっかりと受け止めて、自分たちで勝手に成長してくれる。これを見る場面がすごく面白いです。


皆に伝えていること

使命感・企業理念・教育方針。
カミチクグループの社員たちは、また同じことを言っていると思うかもしれませんが、みんなが腹に落として行動に移さなければなりません。
やればできるの精神は、私の体験の元に言っています。徹底できていないところを見ると、じれったくて悔しい思いもします。それでも私はかまけず、いろんな場面で声掛けをしていきます。
使命感は、私が大好きな言葉で、大事にしている言葉です。使命感とは『この世の中に生まれてきた理由』。
一生懸命頑張って生きてきた中で、40歳後半頃から使命感を感じるようになりました。
私の使命感は、『農業を通して、私と関わる全ての人と一緒に幸せになること』。みんなにも自分の使命感を感じられるような生き方をしてもらいたいです。

上村代表