2024年11月25日（月）鹿児島市の鹿児島食肉センターにて『第27回 南九州黒牛枝肉共励会 ※以下 共励会』を開催いたしました。共励会は、年に一度の一大イベントとして、例年カミチクが総力を挙げて取り組んでおります。

南九州黒牛枝肉共励会とは..？
・重量制限（生体○kgまで・枝肉○kgまで）を設けず、「無差別級」で真の王者を決定します。
・サシが入りやすく入賞しやすいとされる種雄牛「安福久」を1・2・3代祖から外すことを出品条件とし、新しい血統の発掘と肥育技術向上をテーマに取り組んでいます。
・全出品牛のオレイン酸値の計測と公表を行い、サシ以外の要素についても考える機会とし、効率的な生産ができた農家様を発表するなど、別の角度からの評価にも取り組んでいます。

今回の共励会で栄えあるグランドチャンピオンに輝いたのは『株式会社ヨシムラ（曽於市）※以下：ヨシムラ』様。

ヨシムラ様の出品牛は、父が「夏百合」2代祖に「諒太郎」3代祖に「百合茂」の血統を有する黒毛和種で、枝肉重量は576.1kg、A5等級・BMS12番。サシが力強く且つ繊細で、キメやシマリなどのいずれの項目も抜群の成績を収められました。

グランドチャンピオン賞を獲得したヨシムラ様の受賞牛と、その他受賞牛は、ビースマイルプロジェクトが運営する「黒毛和牛焼肉 薩摩 牛の蔵」の広尾本店・大門店で12月10日（火）頃から提供されます。

また「カミチクファーマーズマーケット（カミチク）」「お肉の直売所 各店（九州産直市場）」でのお取り扱いも決まっております。

そして、今年は高校生の部が始まり６年目を迎え、過去最多の６校が参加。伊佐農林高校・市来農芸高校・加世田常潤高校・鹿屋農業高校・鶴翔高校・曽於高校より1頭ずつ出品していただきました。

6校とも熟練の農家さんに負けず劣らずの成績（見事4等級以上）で、今年は昨年に続き市来農芸高校が連覇を果たしました。
後継者不足や飼料・燃料代の高騰など、苦しい状況の続く畜産業界において、未来の担い手である高校生たちの、今後の活躍に期待します。

【グランドチャンピオン賞】ヨシムラ
【優秀賞1席】ヤナチク
【優秀賞2席】八重尾畜産
【優秀賞3席】石澤畜産
【優秀賞4席】カミチクファーム　池辺農場
【優良賞】農業生産法人のざき
【優良賞】野崎畜産
【優良賞】カミチクファーム　金峰農場
【最優秀オレイン酸賞】カミチクファーム　湯之浦農場
【マーケットニーズ賞】森ファーム
【高校生の部 金賞】 鹿児島県立市来農芸高等学校
【高校生の部 銀賞】 鹿児島県立鹿屋農業高等学校
【高校生の部 銅賞】 鹿児島県立伊佐農林高等学校