2008年よりデンソーが行ってきた微細藻類『コッコミクサKJ』の研究によって、世界の温室効果ガスの約5%を占めるとも言われる「牛のゲップ」に含まれるメタンガスを低減する効果があることが判明しています。KJバイオは、デンソーの研究成果と、カミチクグループが持つ飼料の生産技術を組み合わせた飼料の実用化すると共に、この飼料を通して、牛の飼育において排出される温室効果ガスの低減、国産牛の価値向上、日本の畜産業のさらなる発展を目指します。

▲コッコミクサKJの培養施設（熊本県天草市）

コッコミクサKJは、1ミリメートルの1/200ほどの大きさで、丈夫で成長が早く、培養しやすい藻類です。コッコミクサKJは、栄養価が高く、ビタミン類やアミノ酸などが豊富に含まれています。さらに、心理的なストレスを軽減するGABAや、アレルギーの抑制や血栓予防の効果を持つαリノレン酸などが含まれており、機能性食品としての利用価値が非常に高い藻類です。

参考リンク：株式会社デンソー公式サイト｜微細藻類コッコミクサKJの新型コロナウイルスに対する殺ウイルス効果を確認（2022年3月23日）

▲ビタミン類やアミノ酸などの栄養素を豊富に含む